歯周病を進行させる全身的因子 |
ストレス |
過度のストレスは免疫機能の低下をもたらし、歯周病の進行を促進させることが報告されています。 |
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喫煙 |
タバコに含まれるタールなどが歯の表面に付着してザラザラすることにより歯垢が付きやすくなります。
次にニコチンなどは血管を収縮させる作用があり、歯肉への血行が悪くなり、細胞組織への酸素や栄養の供給を阻害して白血球など細菌から体を守る免疫細胞の働きを悪くします。
このように、口の中が歯周病になりやすい環境になり、歯周病に対する抵抗力が低下し、歯周病を進行させるのです。 |
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若年性歯周炎 |
永久歯萌出後の11〜13歳頃に発症し、男子に比べて女子に多くみられます。
原因は、特殊な細菌による感染のほか、遺伝による体質、とくに女子に多く見られるのは、女性ホルモンであるエストロゲンの思春期における分泌増加で白血球の働きの低下が関与していると考えられています。
治療法は、成人の歯周炎の場合と同じです。 |
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妊娠 |
妊娠時も女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が増加します。 |
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骨粗鬆症(こつそしょうしょう) |
女性ホルモンであるエストロゲンが不足すると全身の骨がもろくなり、骨が折れやすい状態となります。
歯の周りの骨も同様で、骨が溶けやすくなって歯周病の進行が早くなります。
骨粗鬆症は医療機関で骨密度を検査することで進行がわかります。 |
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