動脈硬化 |
お口の中の歯周病菌が血流を介して心臓に運ばれ、その血管が炎症を起こし、心内膜炎や動脈硬化を引き起こす可能性が考えられます。
ある研究によると、歯周病患者の心疾患による死亡率は健康な人の1.9倍、心臓発作は2.8倍といわれています。 |
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糖尿病 |
糖尿病に罹患している入は健康な人に比べて歯周病にかかりやすいといわれています。
これとは反対に歯周病の治療を行うことによって糖尿病患者のHbA1c(血糖値のコントロールがうまくいっているかどうかを示す検査値)の値が低下することが多く報告されています。
糖尿病の治療に、歯周病の治療が一役買っているということです。
このことから、お口の中の疾患である歯周病と全身性の疾患である糖尿病がお互いに深く関与していることがわかります。 |
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誤嚥性肺炎 |
摂食や嚥下時(物を飲み込む時)の気道閉鎖機能が衰えた老人において、歯周病菌を誤って肺や気管支に送り込むことにより、肺炎(誤礒性肺炎)を引き起こすことが知られています。
特に寝たきりの老人において原因不明の微熱が続くような場合、お口の中を丁寧に清掃することにより、それが治ったという報告もあります。 |
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早産・低体重児出産 |
妊婦が重度の歯周病にかかっている場合、歯周病菌の毒素が体内の炎症性物質を増加させることにより、低体重児出産や早産の引き金になると考えられています。
また、喫煙や飲酒と同様に流産とも深く関わっているといわれています。 |
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