入れ歯を長持ちさせるには、毎日のお手入れが欠かせません。 |
一日一度は入れ歯のお手入れ |
入れ歯は人工の歯なので、虫歯になりません。
けれども、お手入れを怠ると、汚れが落ちにくくなったり、口臭の原因になったりします。
歯みがきを毎日するのと同じように、入れ歯も毎日お手入れすることが、長持ちさせるコツです。 |
 |
|
●汚れた入れ歯の弊害 |
<デンチャープラーク(歯垢)> |
入れ歯につく歯垢で、食べかすとそれを栄養としている細菌のかたまりです。
歯垢がたまると、義歯性口内炎の原因になります。 |
<義歯性口内炎> |
入れ歯による慢性的な刺激や圧迫で、粘膜や入れ歯の床縁に炎症を起こします。
粘膜面に白い苔状の付着物が見られることもあります。 |
<タバコのヤニ> |
タバコやタールの煙成分が、入れ歯のプラスチックに着色します。 |
|
 |
|
|
入れ歯のお手入れ方法 |
毎食後に水洗いするのが理想的ですが、無理な場合は1日1回は丁寧に洗いましょう。
「総入れ歯」は、歯と歯のすき間や歯肉と密着する裏側が汚れがつきやすいところ。
「部分入れ歯」は、複雑な形をしていて、汚れがつきやすいので念入りに。
金具の部分もしっかり洗いましょう。 |
 |
|
●洗浄剤のタイプ● |
<発泡タイプ> |
泡と過酸化水素で汚れを落とします。
微生物を落とす効果はやや弱いようです。 |
<酵素系> |
酵素の力で微生物を落とします。
ヤニや茶しぶには、あまり効果がありません。 |
<次亜塩素酸系> |
強い殺菌力を持ちます。
長い時間つけておくと、変色することもあるので要注意
。 |
|
お口の中のお手入れも忘れずに |
歯肉は細菌が繁殖しやすいので、歯が一本も無くてもブラッシングが必要です。
やわらかい歯ブラシなどで、汚れを落とし、マッサージをしましょう。
残っている歯には、汚れがつきやすいので、しっかりブラッシングしてください。 |
 |
|
|
入れ歯はもちろん、お口の中のケアも合わせて行なうことが大切です。 |