口の機能を低下させないように、お口のリハビリテーションを始めましょう |
口腔リハビリで口の機能を維持・回復 |
口には、「食べる」「話す」「呼吸する」という三大機能があります。
手足の機能と同様に、口の機能も使わないと、すぐに低下してしまいます。
高齢になると、噛む力が衰えたり、飲み込む力が弱くなってむせやすくなったりします。
さらに、脳卒中の片まひや痴呆による障害などがキッカケとなり、ますます機能を使わなくなると、だんだん自分の口で食べたり、話したりすることもできなくなってしまいます。
低下した口の機能を回復したり、これ以上の低下を防いだりするためには、お口のリハビリテーション「口腔リハビリ」が効果的です。 |
 |
|
咀嚼のリハビリ 舌とほおのストレッチ |
上手に物を噛んで食べるには、歯だけでなく、舌やほおの動きが大切です。
舌やほおがうまく動かないと、口の中でいつまでもモグモグしたり、うまく飲み込めなかったりします。
舌とほおのストレッチで、口の動きをしなやかにしましょう。 |
 |
|
発語のリハビリ |
舌の動きやくちびるの動きをよくするための発音訓練は、食べることと同時に言葉を話すことのトレーニングになります。 |
 |
|
歯ブラシでリハビリ |
ブラッシングは、口の感覚機能に刺激を与え、血行も良くなります。
歯みがきついでに、歯ブラシを使って口の中のマッサージを行いましょう。
|
 |
|
身近なグッズで口腔リハビリ |
 |
|
口腔リハビリ必要度チェック |
こんな状況が見られたら、口腔リハビリを始めてみましょう。 |
食べ物を口の中でモグモグしている時間が長く、なかなか飲み込もうとしない。 |
食事に時間がかかる。 |
食べこぼすことが多くなった。 |
舌やほおの内側、くちびるをよく噛んでしまう。 |
食べ物が原形をとどめた状態で、歯にべったりとくっついている。 |
片側ばかりで噛んで、食べ物が片側のほおの内側に残る。 |
食べ物が舌や上あごにくっつく。 |
水や汁物にむせやすい。 |
食事中、声がかすれる。 |
|
|
毎日、楽しみながら口腔リハビリを続けましょう。 |