一般に歯周病は進行が非常にゆっくりしていること、初期の段階ではほとんど自覚症状がないことなどから、気づかない間にどんどん悪くなっていきます。
ですから、痛くなってから歯医者さんに行くのでは遅いのです。
早期発見、早期治療のためには、痛くなくても自覚症状がなくても歯医者さんに行って、予防処置を行なってもらったり、自分では気づかなかった歯周病を発見してもらうことです。
だからこそ、定期検診が必要なのです。
歯周病は生きている限りつきまとう病気です。
また、歯周病は再発しやすい病気なので、治療が一通り終わったからといって口の中のケアをおろそかにはできません。
定期的に歯科医院に行き、毎日の歯磨きで取り残してしまったプラークや歯石をとり、きちんとした歯磨きができているかどうかチェックしてもらいましょう。
歯周病は治療よりも予防することが大事なのです。
今からおよそ200年ほど前、天然痘を撲滅したジェンナーも「予防に勝る治療法はない」と言っていました。
歯周病をむやみに恐れることはありません。
原因はプラークと歯石ですから、これを取り除いていれば怖いことはないのです。 |